言葉の壁
脳の病気で言語と身体に問題が残り障害者になってちょうど1年。
自分では発症当時は頑張れば1年後にはそこそこ元通りあるいは日常生活には問題ないくらい回復してるだろうと、ある種怪我の回復に近いイメーザがなんとなくあったのだが、現実はそんなに甘くなく、今も回復とは程遠い。
その中で一番苦労するのは言葉によるコミュニケーション。
何とか音が出せるようになったのだが、言葉の半分以上は伝わらないほど発音が出来ず、息も漏れてしまうので賑やかな場所では全く音さえ伝わらない。
みんな徐々に話せるようになるとか、色んなツールがあるから話とかなるとか言っていたのに、徐々に会う機会が減り、コミュニケーションをとりたがらず適当にあしらわれる事が増えて、音信不通に‥
そんな人が増える一方。
いままで通りとは欲張らないが、いままでに近い付き合いさえできないのが障害者になった自分への今後の付き合いに対する答えなのかと。
どんどん人と会えことすら怖くなっていく。
きつと同じ思いをしている人がいるだろうけど、みんなどう過ごしているのだろうと思ってみたり。
心がどんどん閉じていくのを感じるし、障害者は存在するのをみんな内心こころよく思っていないのかもしれない。
好きでこうなった訳ではないし、誰にでも可能性はあるはずなのに。
痛い程現実を痛感する日々。