伝えたい言葉を‥
この前サラダの店でサラダを注文。
デパ地下の店舗だったので人混みもあり普通に注文してもなかなか伝わらない状況。
その中で普段でさえ伝わらない言葉で何とか話してみると、店員さんが所々何とか聞き取れるらしい言葉をつないでしばらく考えた顔をして、笑顔で●●●ですね。と確認してくれた。
たわいもないと想うかもしれないが、話のできない自分の言葉を笑顔で聞いてくれたことがとても嬉しかった。
指差しで済んだのかもしれないし、相手もその方がいいのかもしれないが、そんな事を言わずにいてくれた店員さんの態度がありがたくて。
気持ちが暖かくなる時間だった。
優先席?
地下鉄に乗るとき、立っているのがバランスが取れず辛いため、出来れば席に座りたいと必ず優先席に行くようにしている。
普通の席は他の人に申し訳ない気持ちからのことで、優先席ならとおもってののこと。
必ず譲るのが正解とは思わないが、かなり高い確率で遭遇するのは、自分は杖を持っているのだが、若い人はほとんど席を譲ってはくれない。
特に女性に限っては一度杖を確認してスマホをガン見、
平然と目的の駅まで、
席を譲ってくれる多くは、小さな子供を抱えた人や年寄りで、大変なのはそちらも同じじゃ‥と申し訳ない気持ちに。
その横で元気な人がチラ見してる光景に頻繁に出会う。
後は外国人の方はかなりの確率で譲ってくれる。
日本人は親切だと聞く事があるが同じ日本人の弱者にはそんな事ないのではないかと思う。
杖を蹴られることもよくあるし、その後は睨まれることも。
優先席とは誰に対して?と想う。
言葉の壁
脳の病気で言語と身体に問題が残り障害者になってちょうど1年。
自分では発症当時は頑張れば1年後にはそこそこ元通りあるいは日常生活には問題ないくらい回復してるだろうと、ある種怪我の回復に近いイメーザがなんとなくあったのだが、現実はそんなに甘くなく、今も回復とは程遠い。
その中で一番苦労するのは言葉によるコミュニケーション。
何とか音が出せるようになったのだが、言葉の半分以上は伝わらないほど発音が出来ず、息も漏れてしまうので賑やかな場所では全く音さえ伝わらない。
みんな徐々に話せるようになるとか、色んなツールがあるから話とかなるとか言っていたのに、徐々に会う機会が減り、コミュニケーションをとりたがらず適当にあしらわれる事が増えて、音信不通に‥
そんな人が増える一方。
いままで通りとは欲張らないが、いままでに近い付き合いさえできないのが障害者になった自分への今後の付き合いに対する答えなのかと。
どんどん人と会えことすら怖くなっていく。
きつと同じ思いをしている人がいるだろうけど、みんなどう過ごしているのだろうと思ってみたり。
心がどんどん閉じていくのを感じるし、障害者は存在するのをみんな内心こころよく思っていないのかもしれない。
好きでこうなった訳ではないし、誰にでも可能性はあるはずなのに。
痛い程現実を痛感する日々。